緑内障の検査種類・治療方法
緑内障の検査種類・治療方法
緑内障は失明の原因として大きなウェートを占めている病気です。
主な症状ですが、見えない場所が発生し、次第に見える範囲が狭くなります。人は両目でものを見るので、見えない箇所がいくつかあっても補うことができるため、かなり進行しない気が付かないことが多いものです。
残念なことに緑内障で傷んだ視神経は回復することはありません。そして症状が進行すると視野が狭くなるだけでなく視力が低下したり、場合によっては失明することもあるため、早期発見と早期治療がポイントとなります。
まず早期発見するには、眼科での検査が有効です。特に病気の進行にかかわる要素である眼圧検査や専用のコンタクトレンズを用いる隅角検査、視神経の障害について判定する眼底検査や見える範囲を調べる視野検査などで病気の有無や進行の程度を知ることができます。
眼科で検査をして病状の進行状況が判明すると治療となりますが、主な治療方法は点眼薬などを用いた薬物療法、レーザー治療、手術です。
いずれも眼圧を下げたり、眼の中を循環する房水と呼ばれる水分の流れを変えたり、排出するよう促す目的で行われます。
眼科で実施している保険診療内の白内障治療について
2020年4月に厚生労働省が調査をしたところ、60歳以上の人々の約70%が白内障を患っていることが明らかになりました。
この疾病は加齢性眼病に分類されており、年齢を重ねると自然と発症するのが特徴です。治療をするには眼科を受診して手術を受けなくてはいけません。
この治療の場合、健康保険が適応されるので手術と言っても患者は3割負担の医療費で済むので、比較的どなたでも治療ができる環境があるといえます。保険診療でなされる白内障治療は、1つの焦点のみを有した人工レンズを水晶体と置き換える治療です。
眼科によっては日帰りでなされる治療で、メスではなく医療レーザー装置を用いるのが特徴です。保険診療の場合はこの人工レンズは1種類のものしか使用することができず、あくまでも疾病による視界不良を解消することに重きを置いています。
もしも乱視・視力矯正といった付加価値を求めた人工レンズの使用を希望する場合は、全額自己負担の自由診療となります。